脂漏性脱毛症を乗り越えた私の生活改善記

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数年前、頭皮のひどいベタつきとフケ、そして何よりも鏡を見るたびに感じる抜け毛の多さに、私は大きなショックを受けていました。皮膚科で「脂漏性脱毛症」と診断されたものの、処方された薬を使うだけではなかなか症状が改善せず、途方に暮れる日々でした。医師からは、薬物療法と並行して生活習慣の改善が重要だと指導されましたが、正直なところ、最初は半信半疑でした。しかし、このままではいけないという強い思いから、私は本気で生活習慣を見直すことを決意したのです。まず取り組んだのは食生活の改善です。それまでは脂っこいものや甘いものが大好きで、外食やコンビニ弁当に頼ることも多かったのですが、これらを極力控え、野菜や魚、大豆製品を中心としたバランスの取れた食事を心がけるようにしました。特に、皮脂の分泌をコントロールすると言われるビタミンB群を多く含む食材(レバー、納豆、緑黄色野菜など)を積極的に摂るようにしました。次に、睡眠時間の確保です。仕事が忙しく、慢性的な睡眠不足に陥っていましたが、どんなに遅くとも日付が変わる前には寝るようにし、最低でも6時間半は睡眠時間を確保するように努めました。寝る前にはスマートフォンを触らない、リラックスできる音楽を聴くなど、質の高い睡眠を得るための工夫もしました。そして、ストレス対策です。ストレスが皮脂の過剰分泌を招くと聞き、週末には趣味の時間を設けたり、軽い運動(ウォーキングやヨガ)を取り入れたりして、意識的に気分転換を図るようにしました。これらの生活改善を始めてから1ヶ月ほどは、正直大きな変化は感じられませんでした。しかし、3ヶ月が過ぎた頃から、少しずつ頭皮のベタつきが軽減され、フケの量も減ってきたのです。そして半年後、明らかに抜け毛の量が減り、髪にハリとコシが出てきたのを実感しました。美容師さんからも「頭皮の状態がすごく良くなりましたね」と言われ、本当に嬉しかったです。薬の効果もあったと思いますが、生活習慣の改善がなければ、ここまで回復することはできなかったと確信しています。脂漏性脱毛症は本当につらい経験でしたが、自分の体と向き合い、生活を見直す良いきっかけになりました。

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