三十代半ばを過ぎた頃鏡を見るたびに額の広がりと頭頂部の透け感が気になるようになり市販の安価なシャンプーでゴシゴシと洗っていた自分を呪いたくなるような心境に陥りましたが当時は汚れさえ落ちれば何でも良いと考えていました。しかしある日行きつけの美容室で頭皮が赤く炎症を起こしており非常に硬くなっていると指摘されこのままでは薄毛が進行する一方だと宣告されたことがきっかけで私はシャンプー選びを根本から見直す決意をしました。色々と調べる中で出会ったのが化学成分を極力排除し植物由来の成分で作られたオーガニックシャンプーであり最初は洗浄力が弱く泡立ちも悪いのではないかという偏見を持っていましたが実際に使ってみるとその考えは完全に覆されました。天然の精油による香りはバスルーム全体を癒やしの空間に変えストレスで張り詰めていた神経を緩めてくれる効果があり洗髪そのものが義務から楽しみへと変わっていったのです。オーガニックシャンプーの最大の特徴は頭皮への優しさであり合成界面活性剤や合成香料合成着色料などが含まれていないため敏感になっていた私の頭皮にも刺激を与えることなく優しく汚れを落としてくれました。使い始めて一ヶ月ほど経った頃頭皮の赤みが引き以前のような慢性的な痒みが消えていることに気づきさらに三ヶ月が経過する頃には髪にハリとコシが戻り根元からふんわりと立ち上がるようになったことで視覚的にも薄毛が目立たなくなりました。もちろんシャンプーだけで髪が劇的に増えたわけではありませんが頭皮環境が整ったことで抜け毛が減り健康な髪が育ち始めているという実感を得ることができ何よりも自分の体をいたわっているという自己肯定感が精神的な安定をもたらしました。薄毛対策というと薬を使ったり手術をしたりといった大掛かりなことを想像しがちですが毎日使うシャンプーを植物の力が凝縮されたオーガニックなものに変えるという小さな選択が頭皮本来の回復力を引き出し結果として薄毛の悩みから解放されるきっかけになることを私は身を持って体験しました。今では成分表示を見て自分が納得できるものを選ぶことが習慣となりそのこだわりが将来の自分の髪を守ることに繋がると信じていますがもし同じように悩んでいる人がいるなら一度立ち止まって自然の力に頼ってみるのも一つの有効な手段だと伝えたいです。
薄毛に悩む私がオーガニックシャンプーに変えた理由