美容師として長年多くのお客様の頭皮を見てきましたが薄毛に悩む方の多くが実は間違った洗い方をしておりその毎日の習慣が抜け毛を加速させているという事実に気づいていないことが多いのですが正しい洗髪テクニックを身につけるだけで頭皮環境は劇的に改善し抜け毛を減らすことが可能です。まず最も重要なのがシャンプー剤をつける前の予洗いであり多くの人は髪を濡らすだけの作業と考えていますが実はこの工程で髪と頭皮の汚れの八割は落とすことができ三八度程度のぬるま湯で二分から三分かけてしっかりと地肌を指の腹で擦るように洗うことでシャンプーの泡立ちが良くなり摩擦による髪へのダメージを防ぐことができます。シャンプー剤を手に取ったらいきなり頭皮につけるのではなく手のひらで少量の水分と混ぜてしっかりと泡立ててから乗せることが鉄則であり原液を直接頭皮につけると刺激が強すぎて炎症の原因になったりすすぎ残しが発生しやすくなったりするため洗顔ネットなどを使ってキメの細かい泡を作ることが理想的です。洗う際は爪を立ててガシガシと洗うのではなく指の腹を使って頭皮をマッサージするように揉みほぐすことがポイントであり頭皮は筋肉がないため自力で動くことができず外からの刺激で血行を促進してあげることで毛根に栄養が行き渡りやすくなります。そして洗うこと以上に重要なのがすすぎの工程でありシャンプーにかけた倍の時間をかけるつもりで念入りに行う必要があり特に耳の後ろや襟足生え際などは泡が残りやすくそれが原因で皮膚トラブルや抜け毛を引き起こすケースが後を絶ちません。すすぎが終わったらタオルドライですがここでもゴシゴシと拭くのではなくタオルで頭を包み込み水分を吸い込ませるように優しく押さえることが大切で濡れた髪はキューティクルが開いており非常にデリケートな状態であるため摩擦は厳禁です。最後にドライヤーですが自然乾燥は雑菌の繁殖を招き頭皮のニオイやフケの原因となるため必ず乾かす必要がありますが熱風を同じ場所に当て続けると頭皮が火傷をして乾燥してしまうため二十センチ以上離して根元から風を送り込み八割程度乾いたら冷風に切り替えてキューティクルを引き締めることで頭皮の蒸れを防ぎ健康な育毛環境を維持することができます。このようにシャンプーは単に汚れを落とす作業ではなく頭皮という畑を耕しケアする儀式であると捉え直し正しい手順を毎日のルーティンに組み込むことで薄毛の進行を食い止める確実な一歩となるはずです。
抜け毛を減らすためのプロ直伝の洗髪テクニック